ゴルフ好きと家庭を両立させる為に、早朝ゴルフをする機会が多くなる。暗闇の中家を出て、明るくなり始めた頃にTee Off。 昼前には余裕で家に戻れるし、平日ならラウンドしてから10AM前に会社につくことだって可能だ。
そんなわけで予約をせずに一人でゴルフ場に行き、見ず知らずの現地のおっさんらとラウンドする事の方が私は多い。そうすると中々面白い話が聞ける。
先日は62歳のシングルプレイヤー、ベイエリア在住40年でリタイヤし現在年間平均300ラウンドのおっさんと意気投合してラウンド中ずっと話こんだ。
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結論からいくと是非とも
Pasatiempo Golf Clubをお奨めする。
ここは
Mastersが毎年開催されるAugusta National Golf Clubを設計したAlister MacKenzieの設計コースで、MacKenzieが惚れ込んで住居を構えた場所でもある。
と、ここまでは私も知ってはいたのだが、、、さらなる情報を先日出会ったおっさんから教えてもらった。
伝説の救聖
ボビージョーンズがPasatiempoのオープン式典に呼ばれ(MacKenzieの親しい友人であったらしい)そしてこのPasatiempoの美しさに感動したボビーは是非にと「次のコース設計にはこのコースをベースにしたすばらしいものを一緒に作ろう!手伝わせてくれ!」という話になり、かのオーガスタが産まれたというのだ。いわばPasatiempoはオーガスタの母にあたるコースなのだ。
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オーガスタは完全会員制でかなり敷居の高いコース。ラウンドする機会は中々得られないと思うが、このPasatiempoはセミ・プライベート。時間帯が遅めであれば問題なくPlayできるしお値段も$160程度だ。
場所もシリコンバレーからほど近く、Pebble BeachのあるMontereyまでいくつもりなら半分以下の時間で到着できるアクセスのよさもある。
シリコンバレーに出張する機会があるのであれば、オーガスタに夢をはせながら、古の名プレーヤーが集ったこのコースでラウンドする事をお奨めする。
ちなみにアニカ・ソレンスタム活躍の前のLPGA女王であるジュリー・インクスターはこのコースに家があり、子供の頃よりここでPlayしていたそうだ。。。なんだか、ずるいよね(^_^;)
「昔のおやじはこわかった。今のおやじはだらしない。」社会問題になぞられて家庭内の問題がでるたびに”おやじ”が問われるのを目にする。そんなに昔のおやじは偉かったのだろうか?
お父さんだけおかずが一品多いだとか、お風呂の順番はまずはお父さんからだとか、この(上座の)席はお父さんだけだとか、、、私(昭和47年生まれ)ですら微妙に感覚が残っているが、結構あやふや。まぁ形式的にはそうではあるけども絶対守らなければならないというわけではない。。。ぐらいが正直な皮膚感覚だろう。
これが恐らく10年ほど年配だと”絶対”であり10年ほど若いと”ぜんぜん”といったところだろうか。
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狩猟時代だと”おやじ”が元気でないと圧倒的に困る。狩にでて働いて獲物をとってきてもらえないと一家全員が飢え死にだ。従って当然いちばん良い食べ物を食べ、怪我や病気にならないように身に付けるものや居場所も良い場所にいるべきだ。非常に合理的な結論から導き出される結果である。
近代社会ですらそうだ。社会的に男性でないと圧倒的に不利な時代であれば”おやじ”は同様に敬われる。
そして今。男女差はあるものの実力社会化は進み、また未成年でも金銭を稼げる(場合によっては大人よりも大きく)時代になった。こうなると”おやじ”の立場が怪しくなる。
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ただ単に稼ぐだけではもうだめ。人より多く稼いだとしてもでも、それ以外が手付かずの余裕なしでは全然だめ。金を稼いでくるというFactorはすでに絶対ではなくなってしまっている。
要は問われているのはもっと違うこと。(多くの場合、ある程度稼いだ上で)人間性において家族から尊敬されるような人物になる必要があるのだ。
昔のおやじは単純で簡単だったが、今のおやじは大変だ。今のおやじのほうが偉いのである!(^_^;)
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別段これで教訓めいた話がしたいわけではないが、そういったことに気づいていない”おやじ”が意外と一杯いるなぁと思うわけであって。これは家族という社会単位だけでなく、会社という社会単位においても同じことが言える。
これから情報はさらにOpenになっていく時代にあるわけで、私の年齢から見て10年を前後にみるだけで色がずいぶんかわってきているのだから、これからもうひとう先の10年後の世代はさらに大きく変わってくるのであろう。
でも親父は”おやじ”であってほしい。威厳ある、かっこよくてやさしい”おやじ”に。これはいつになっても変わらぬ万人の気持ちであろう。
議題
(こんどこそ)Globalizationが変えるこれからの世界
開催日時・場所
5/20/05 金曜 7PM~0:30AM 今野宅にて
出席者 (故あって今回は詳細非公開)
計 大人11名 (+子供1名 赤子3名)
報告書
今回は大失敗に終わりました。すべて私の準備不足によるものです。非常に反省させられた一夜でした。
第一回が大満足とまでは行かないものの、非常に生産的な論議ができたので甘えと油断がありました。ある程度お題を出してところどころでネタを入れていけば自然と話しが進むのだという手ごたえを感じた私の見通しの甘さです。
今回は話の本質に行く前の導入部分にて質疑・論議が空転し、前にまったく進めない泥沼状態。表層部分での質のない論議に皆さんを追い込むこととなり心から反省しております。
負のスパイラルから脱却することを途中であきらめてしまった私を尻目に、皆さん真剣に最後まで論議をしつづけて頂き、感謝しております。
今回参加者詳細を非公開とした理由は半数は前回と同じ参加者・もう半数は初めての参加者であり、参加者の違いでどうこうという邪推が起こるのを念のため考慮したためです。私の一存です。
これからは隔週にて開催していくつもりなので、次回は再来週(6/3金)を予定しています。ちょっと時間があるので、熟慮して次回に望みます。
。。。ひとつ面白い話があったので、これだけご紹介して今回は終わりとさせていただきます。
3次元プリンター
私が知らなかっただけなのですが、面白かったのが3次元プリンター。Globalizationが進む中で物理的な移動がネックとなっているという話からでてきた。
CADなどで書いた家の模型をプラスチック素材で
立体的にプリントアウトしてくれるしろもの。(カラープリントもできるらしい)すごいのはこれがすでに実験レベルではなくて実用レベルにあることだ。
いうまでもなく、データを送りすれば遠隔地でもこのプリンターを使ってものを転送できるわけだ。これがDNAレベルで、有機的素材をも使用できれば生命体も転送できることとなる。瞬間移動装置はそこまできてるのかもしれない。
(その後脳内電気信号情報の処理について論議が交わされたが良い案はでなかった)
せっかく自分の素性を明かしたのだから、業界ネタを差しさわりの無い範囲で書きたいなぁと思いつつ時間ばかりたってしまいました。ようやく余裕がでてきたので、おひとつ。
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もう一ヶ月ぐらい前の話になってしまったが、Googleの発想はすごいなぁと思ったのが
この記事。要は日本の学生さんをGoogle本社(アメリカ)に呼んでインターシップを行おうというのだ。
今までにもこのようなことをやっていた会社ってあるのかもしれないが兎にも角にも私は初めて耳にした。
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私は10年ちょっとのキャリアのうち途切れ途切れながらも半分以上がグラフィック・チップで、そのすべてが半導体だ。その経験からいって日本にはエンジニアが足りない。
おそろしい数の突っ込みが今入ったとは思うが、少なくとも私の周りではそうであった。
グラフィックチップは半導体の中で最も過酷なレースを強いられてきた分野でWindows Acceleratorなどと呼ばれた初期製品から数えても、ここ10数年の短い歴史の中でKingと呼ばれた会社が4~5社ある。それだけ移り変わりの激しい業界なのだ。
多い時には競合他社が10社以上あった。。。にもかかわらず日本で活躍するグラフィックチップ業界は異常に狭い。ほぼ全員が知り合いといってもいいぐらいだ。
日本支社の人々、Distributorである商社の人々など、それぞれの会社の人達で中心的な人の名前は互いに競合どうしでも知っているし、面識もあるケースも多々ある。
新陳代謝が異常に少ないのである。
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そこには二つ理由がある。
・即戦力が常に必要とされている
・基本レベルで知っておくべき専門知識が他と比べて異常に多い
そんなのも手伝って排他的な雰囲気が蔓延している時期も以前はあった。
ここ最近は3D Gameの浸透やVideo Qualityに対する意識が大幅に上がっているおかげで一般の知識レベルの底上げがあり、かなり改善されてきているものの、やはり新人さんにはまだ敷居が高いようだ。
また、英語能力が初めから要求される上に日々解決しなければならない問題は他の製品とくらべて圧倒的に多い。(単純に目に見えちゃうだけに他のデバイスでは問題にならないものが大問題になってしまうのです)
従って新人を育てようなんて意識(余裕)はさらさらなく、”できる奴を高給待遇でひっぱってこい”戦略の結果、疲れ果てた戦士がひとり、またひとりと消えていき、近しい業界から新たな人が入ってきてはまた消えるという現象が起こり続けてきた。
その結果この10年で日本における業界テクノロジーレベルは大幅に落ちたと言える。これはパソコンのビジネスモデルとの変遷の影響もあるのだろうが。
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そんな日本における業界の常識を見てきた私が総本山ともいえるシリコンバレーに来てみて意外だったのが、きちんと若手を育てる仕組みがあるということだ。
よく日本とアメリカ企業の違い云々(うんぬん)で、よりプロフェッショナルな学生がアメリカに多く…的な話があるが、まぁはっきりいってこっちの学生上がりなんて所詮はすぐに使いもんにはならい。日本と同じ。
ただ、こっちはチップ設計から、その周りのテスト、ソフト、基盤設計、デバッグ、もろもろすべてをやってる会社があるわけで、学生あがりはそこで丁稚奉公ができるわけです。
そうすると、すぐに伸びてくるわけですよ。その中から光る奴らがでてくる。中には25、6ぐ歳らいでManagerとかになる奴もいる。
(もちろん最初からPhDの天才くんで、即戦力でがつがつ先端チップの開発に入っていく奴とか、アーキ書いてる奴とかの化け物もうようよしているのは事実ですが、、、それは置いておいて)
そのとっかかりが先にでたインターシップ制度でもあるんですね。
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でまぁ、本社があるアメリカ、シリコンバレーのあるアメリカはしかたないかと思うとしても、台湾もすごい。
需要の桁が違うとしても、若手エンジニアの考えかたとか気合が違いますよ。
こっちで働いて、そんな化け物くんたちとがつがつやり、本社でそれなりに使えるレベルになると台湾に戻る(戻されるケースもあるが)すると、本社でしかできないような開発レベルや知識レベルのサポートが現地台湾でできるんです。
たまに本社でやってるプロジェクトでもわざわざ台湾にいる優秀なエンジニアに頼んでやってもらったりすることまであるんです。
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ちょっと脱線しますが、グラフィックチップだからハードウェアなんですけど、実際のBug修正とかってほとんどソフトなんです。DriverとかBIOSとか呼ばれているものですね。(パソコン詳しい人ならおなじみですよね)
だから仕事の半分以上はソフトの仕事で、現地で必要なのは90%ぐらいはソフトのお話なんです。
でもこのソフトが曲者で、管理の問題からいっても伝統的に本社でないと触われませんというのが常識。 これが台湾なり、日本なりお客のいる現地ですぐにサポートできるとなると非常に効率がいいわけなんですよ。
そして日本にソフトが作れるグラフィック関係のエンジニア、皆無でしょうね。
台湾、、、私が知っているだけでも一杯います。
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この間日本から来たチップ設計のエンジニアの人と話をしていたんですが、
「日本でチップ設計エンジニアって”余りまくってる”って知ってます?」と衝撃的な話を聞いた。
でも確かに冷静に考えればそうかもしれない。日本の半導体Playerって大手半導体メーカーがほとんどで、あまり業績芳しくない状況を見ればチップ設計エンジニアは結構冷や飯食いになっているのかもしれない。
そして外にでていく環境で育っていない彼等は身動きが取れなくなっているという話だった。
これではどんどん日本のエンジニアリングレベルは落ちてしまう。
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現在私は微力ながら、弊社NVDIAでもGoogleにならって日本から気概のある優秀な学生さんたちがこちらでインターシップ制度に参加できるようなプログラムができないかHRと話をし始めている。新たな流れが出来る事を期待しています。
この手の話はいつもMIXIの中だけでバカ話で終わらせてるのですが、あまりにも感動したのでなんとなくこっちにUp。 自分でもなぜそうしたいと思ったのかよく分からないのですが。。。
ゆで卵、毎秒30回転以上で宙に浮く 慶大教授ら予測
毎秒約30回転以上の速さでまわすと、振動の力が一時的に重力と等しくなり、回転軸が45度前後になった時にわずかに卵が宙に浮くと分かった。計算では跳ぶ高さは最大約0.1ミリ、浮上時間は0.02秒以下と出た。
と、いうことはですよ!あの形に秘密があるわけですよね。やはり生物の神秘は偉大だ。
たった毎秒30回転程度で重力と等しくなるんですからね!
ゆでたまごの成分密度とかをそのままに軽い素材にしてあげればもっと簡単に浮くということになるのではないのでしょうか???
これは やばい。 もう私はUFOに乗っている自分が目に浮かびます。
これからの10年は私の想像以上かもしれない!!!
家帰ったらゆでたまごまわしてみよっと(笑)