最近仕事に飽き始めていた私はなにか面白い商売はないものかと、空いた時間を見つけてはビジネスモデルの探索をすべく、様々な文献や市場動向について読み漁っていた。そんなときに偶然見つけたのがこれ
「ネットは新聞を殺すのかblog」 ちょうどその時News情報を今までにない方法で配信するビジネスを考えており、新聞社の経営状況を裸にすべく調べていくにつれ新聞社の将来について他人事ながら心配になっていた。
そしてこのBlogはまさにその内容を真正面から取り組んでいるものであった。
その中でも
面白かったのは
インターネットでの情報流通は多対多の双方向というまさに“ネット=網”の世界だ。いろいろな方向に情報が行き交うというのが、ネットワークの特性である。その特性を生かすという当たり前のことができれば、インターネットを有効利用した新しいビジネスが実現できる。
このようなインフラがあるのにも関わらず、現在のニュースサイトの情報伝達は1対多の一方通行である。縦横無尽に走る高速道路網に、直線しか走れない電車を通行させているようなものだ。
言われてみれば当たり前なのかもしれないが、はっきりと言葉にされることにより本質的には理解していなかった事に気づいた。さらに「フルルKansai」の例があげてある。
会員は約1万8000人。他のブログサイトはネット好きが集まるが、このサイトの特徴は初心者が多いことである。会員の8割が女性で、20代から40代が中心となっている。最初から主婦層をターゲットにしており、デザインも女性好みになっている。公園のような雰囲気にしたかったとのことだ。このサイトが今、関西の主婦層でブームになっている。会員にはヤフーも新聞社サイトも見たことがないが、毎日フルルは見るという人が多い。毎日見ないと生きていけないという人も多く、「フルル病」という言葉まで生まれている。
ちょっとした衝撃だった。インターネットが始まった頃 多くの個人は「日記」を書くぐらいの事しかしていなかった。私としてはその意義が理解できず、まったく興味もわかなかった。実際その「日記」はその枠組みを超えるような事はなかったと思う。
最初Blogというものを知った時も日記と対して違いがないように思えたのだが、高速通信・パソコン大幅普及・特に日本の場合携帯電話の普及と利便性大幅向上といったインフラが整ったところにこのBlogやRSSといったNew Technologyがしみ込んでいくとこのフルルKansaiみたいなことが簡単にできてしまうのだ!
これは未だ第一段階にすぎず、さらに発展させたものが出てきたときには情報収集の形態が一変してしまう、その時に
インターネットの第2波がくるのではないかと直感的に思った。
よくは分からんが まずはその中に入ってみなくては。。。
と思った矢先にさらに
衝撃的な情報が、、、
「この国ではもうニュースは有料で売れない」。ソウルの中堅新聞で論説委員を務める知人は、真顔でこう言った。(中略)同国では、2年前にスタートした無料日刊新聞「METRO」も成功している。同紙はスウェーデン発祥で世界展開する無料紙METROの韓国版だ。日本の共同通信社に当たる聯合(ヨンハップ)通信社が創刊に関与したことで、一般紙と同じ量と質の記事が無料紙に載る。ネット上のOhmyNewsと紙のMETROの挟撃にあって、同国では「ニュースはお金を払って手に入れるもの、という観念が消え去ってしまった」(論説委員)。
なんともはや。韓国はネットワークゲームが大流行という話ぐらいしかしらなかったがもしやインターネットの利用法については日本よりもすすんでいるのかもしれない。今度会社の韓国出身の友人に聞いてみよう。。。と思いつつ次の瞬間Blog申し込みをはじめていた。
今ようやく分かった。このBlogはその第二波を探す為に始めたんだ。よし、ようやくおいらのBlogの目的がわかったぞ。。。嬉しい