▼静止画の次は動画 そしてMedia Player戦争へ
画像検索をKeywardでなく、画像そのものを解析してそれに似た画像をさがしてきてくれるという(
goo、類似画像の検索が可能なマルチメディア検索サービスを実験)
当然次は動画。そしてこれが最終的にMedia Playerの提供につながると予想する。
▼Googleのもつデータベースにプラス・アルファ
いまさら説明するまでもなく、Googleの検索の画期的部分は検索対象のデータベース化だ。これがあるために瞬時に結果がだせる。静止画像だろうが動画像であろうが同様に検索対象はデータベース化していけばいい。
ただしUserが知りたいと思う”検索キーワード”に相当するものは、”動画そのものが解析対象”となるともう一つ工夫が必要になる。
▼User側アプリを提供せざるを得ない
動画情報を識別する場合、対象は二つ。
1)インターネット上に存在するストリーミングデータ
2)DVD・TVなど外部媒体によるデータ
1)だけならともかく、2)は決定的に端末にアプリをインストールさせなければならない。
従ってGoogleはMedia Playerを用意する必要がでてくる。
▼今後の展開
MSが予めここまでの展開を予想してWindows Media Playerを提供し続けてきたとは考えられないが、OSとWMPのコンビで提供できる強みは大きい。
Google側としては今まで様々なサービスを提供してきたがすべてネットの”あちら側”で完結するものばかりで、端末にインストールする必要なアプリはなかったと記憶している。
そんな中、噂ベースで指摘されているのが、第二次ブラウザー戦争。GoogleがIEやFireFoxに対抗するようなブラウザーを提供すると言うものだ。これは恐らく(Googleにとって)インストール型ソフトの第一号になるのであろう。
そしてMedia Playerの機能を含んでブラウザーを提供してくることになる。。。とまではさすがに行かないだろうが、非常に重要な布石になるはずだ。
▼市場への影響
ちょっと想像してみて欲しい。映画・ドラマをみていて、「素敵な車」が走っている。「美しい景色」がある。「服」がある「料理」がある。。。その時に「欲しい」「行って見たい」「食べてみたい」と感じ、知りたいと思うのは非常に自然だ。ただ今まではその欲を満たすために多大な労力をかけなければならなかっただけの話。
今回に限って考えればハリウッドは”おいしい”立場にたてるはずなので、積極的参加をしてくるのではないかと予想する。
▼懸念事項
履歴を取られてしまう(であろう)ことに対する嫌悪感。
「パパのパソコンいつもエッチな広告しかでない~!」
な~んて娘に言われたらつらいですもんね (-_-;)