最高です。今までの中で最高の盛り上がりを見せました。
まじめな討論あり。歌あり。下ねた爆笑トークあり。Looking Glassの生デモあり。。。翌日中島氏は7AMのフライトだと知っていた私ですが、止められませんでした(すいません)。興奮の7時間、皆名残惜しそうにしながらも帰路についたのは深夜2時でした(^_^;)
議題===============
議題:10年後のOSを考えよう Part2
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中島 聡氏 :Win95 UserInterfaceの産みの親、その他IE4およびIE5のChief Architect。今や伝説のプログラマー。
川原 英哉氏:Looking Glassの産みの親。IT業界のイチロー。
お二人が描くこれからのOS像・ソフトウェア・User
Interfaceなどのあり方を伺いながら、10年後の世界に思いをはせてみましょう。
開催日時・場所7/29/05 金曜 7:00PM~2:00AM 今野宅にて
出席者 (到着順・敬称略)
中島 聡 川原 英哉ルベン・バルブエナ沖電気 半導体部門 Product Marketing Manager
(日本語ペラペラのパラグアイ人)
啓子・バルブエナルベン氏の奥様 量子情報理論のMaster Degreeを持つ主婦
髙橋 俊輔船井電機 事業戦略本部シリコンバレー事務所駐在
赤木 勝俊NECエレクトロニクス シニア・エンジニアリング・マネージャ (チップ設計)
佐藤 利元山洋電気 サーボディビジョン エンジニア
橋田 由紀男NTT USA,Inc.
今野 祐子主婦。2歳の娘とGoing my wayな旦那と格闘の日々。
今野 純計 大人10名 (+赤子2名)
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10年後のOSと言われても…5年後10年後のOSに必要な機能を現時点でのNeedsや状況から判断しろと言われてもできないし、意味がない。それよりも10年後の世界がどのような世界で、アプリケーションやサービスがどう変化しているか、それに対してOSがどう変化すべきなのかという論説であるべき。ひょっとしたらOSの必要性はない世界になっている可能性もあるのだから。
一方10年という期間は長いようで短い。意外と10年という歳月を経てようやく
今ある技術が10年たって本当に使いやすくなるという類の話は多い。
最新技術を熟知した人が今現在できる事
(各種のツールを使いこなす必要あり)
↓
誰でも簡単にできるようになる
(一般普及しているツールにて、ボタンを何度か押すだけの簡便さ)
この矢印の下の段に行くまでに10年ぐらいかかってしまうものだ。
(いや10年以上たっても解決してないものってありますよね、、、未だにうちの親はビデオの予約録画できないですもの(^_^;) ようやくHDDレコーダーのEPG使ってどうかなってレベル)
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人間中心に考える世の中の製品は技術を中心に作られたものが多い。『新しい技術が発達したから新しい製品をつくる。技術革新が世界を変える』と信じて疑問にすら思わないのは恐らく一般的であろう。
すなわち 『HDDが安くなったから新しい製品をつくる』 『ネットワークが100Mbになったから新しいサービスを考えよう』 このようなアプローチの事だ。
今まではそれなりに成功もしてきたし、実際便利になる。しかしながら近年の技術革新からもたらされたものは、
使いこなす為に多くの時間を必要とされたり、新技術に人間のほうが生活習慣を変化させて適応させなければならないケースは少なくない。
これがあるべき姿なのだろうか? 誤ったアプローチで革新を起こしてきた為に『便利だけど使いこなせない、あるいは使いこなすのが難解』となってしまっているのではないだろうか?
この疑問に対して中島氏が絶妙な例で答えてくれた。
例えば音楽一つ取ってもすでに技術的な制約で変な事が起きているでしょ?
ビートルズのCDを買う。それをMP3 Playerに入れて持ち運んで聴く権利があるにも関わらず、Playerを忘れてたら聴くことができない。これは技術を中心に考えたデバイスを利用しているためで、技術のバリアを無視する事が必要。
一度ビートルズのCDを購入すれば、どこにいても聞けるようにしなければならない。友達の家でも、そこで何がしかのデバイスを触れば音楽が楽しめるべきで、その権利は自分に付いてくるべき。
人間とビジネスの関係を近づけるようにデバイスが裏で黒子として後ろで動くのが美しい。
確かにそうあるべきだし、これを実現しようとしたら10年ぐらいかかりそうですね。またそうした眼鏡で見てみると、人間中心でない代物は世の中に溢れ返ってますよね。
◆
…ここから討論は大盛り上がりをみせてくる。未来におけるデバイスのあり方の討論
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30年ぐらい先の未来における完全なる人間中心的製品生活に夢想
↓
コンテンツとサービスの重要性を再確認
そして未来から今現在の話に戻ってきた時に、現在の家電などのユビキタス事情についての論議になった。このあたりから論議はうねりを上げて突き進む。論議は踊るといったところだ。 ◆
エンジニア中心のものづくりでいいの?様々なすばらしい技術革新が日進月歩ならぬ秒進分歩ですすんでいる現在、我々人類は技術に振り回され始めてきたと言ってもいい。利便性を追求したつもりがそれ以上に新たな問題を生み出すケースも少なくない。
そろそろ 今までのやり方に限界があるのではないだろうか?
これは技術者が間違った技術革新を行っているという意味ではない。
製品として市場で勝たなければ使われることがないという大きなルールがあり、民主主義である限りはそのルールから逃れられないという事情がある。
勝てる製品・売れる製品・使われる製品でなければ、いかに優れた製品であっても(厳しい言い方をすれば)無駄である。
そこで価格を落とす為の技術を磨き、必要性は高くないが”とりあえず”そこにある技術を付け加え、これを付加価値と称し(笑止)最新製品を出し続ける。
今のやり方では技術者が良かれと思った技術革新を行ったものありき。技術的に実現可能という理由や単純なる技術的興味が起点となっている。その上で出来上がった技術をそこからマーケティングがパッケージして製品化するというやり方。
そうではなくこれからは、マーケティングがビジネスとして成り立ち、かつ人間中心となる製品を考え抜いた上で、そこに必要な技術革新が行われるべき。そうすることにより、本質的な革新的製品が生み出すことができる。
◆
マーケティング革命ここで大きな問題が出てくる。
「マーケティング主体での製品設計なら、もうやってますよ。でもねぇ。。。」
そんな呟きがあちこちから聞こえてきそうだ。
「マーケットを予測して、それに必要な技術を作りこむ。そんなに未来予測があたるもんですかねぇ」
こんな意見もあるだろう。
おっしゃるとおり!
今マイクロソフトをはじめ、多くのソフトウェア企業郡はこのジレンマに陥っている。 先日正式名称が公開された次世代OS Vista、少なくともWinXPリリース前から、多くの人やお金をかけて開発が進められていたのであろう。
となると、4年前ぐらいにスペック決めを行い、5年間ぐらい時間とお金をかけてパッケージにして、「はいどうぞ」という売り方。。。これは失敗したら大変な事だ。
また、数年先のスペックを決めてスタートしているだけに、世の中の変化に合わせて軌道修正を余儀なくされてしまう。それが故にさらに時間も金もかかるのであろう。
これに対してGoogleや”はてな”がやっている事はその対極にある。
まず、Betaか何かで世の中にさらす。そこでUserからの反応に応じて変更をし続ける。出来上がった時にはリアルタイムなフィードバックを得られた瑞々しい製品ができあがる。
仮にそこで食いつきが悪ければ途中でやめてしまえばいい。であれば初期投資だけの損失ですむ。
これが
”マーケティング革命”だ
予測しようとしても完全に予測できないのであれば、マーケットを読もうとすること自身が間違っているかもしれない。予想することに意味はないのだ。
今野の個人的見解としては
梅田氏の挙げる”次の10年”の3要素
・Cheap revolution (ムーアの法則10年の重み)
・インターネット
・オープンソース
これにこの”マーケティング革命”を付け加えたい。
知的情報の共有を示唆するという意味での”オープンソース”なのであれば、”オープンソース”の代わりに加えてもいいぐらいに思う。
◆ ◆ ◆
宴もたけなわになると川原氏の奏でる絶妙なるウクレレの音色に誘われてカラオケ大会が始まり、そこに中島氏の美声が見事にマッチして(マジでウマい)私的にはサザン桑田とミスチル櫻井の奇跡のコラボ以上の奇跡度の生演奏を堪能でき、最高の一夜がふけていきました。
次回は8/12(金)を予定しています。