IBM、所有する500の特許を寄付する計画=技術革新の促進目指すそうである。
「なんでやねん?」心の貧しい私の正直な感想。しかもLink先をみてもどういった特許内容などまったく情報がない。しかたないので、ちょいとぐぐった。
ITProすばらしい! 簡潔に必要な情報をまとめてくれている。
今回許諾した特許には,OSが使用するダイナミック・リンク手法,ファイル・エクスポート・プロトコルに関するものなど。IBMのホームページ上にその詳細が公開されている。
なるほど、ようやく状況がわかってきたぞ。。。
オープンソース・ソフトウエアについてはこれまで,特許が普及のための障害になる可能性が指摘されてきた(関連記事)。ドイツのミュンヘン市は特許への懸念から,Linuxデスクトップの導入計画を一時中断した(関連記事)。実際に特許はLinuxの開発に影響を与えている。Linuxカーネルの中核開発者David S.Miller氏は特許の使用許諾が得られなかったため,あるアルゴリズムを使用できなかったと語っている(関連記事)。
私にはその500の特許でどれぐらい価値があるのかわからないので、なんともいえないのだが、企業が目的なく自分の資産を投げ出すわけがないというのは知っている。
その500の特許の代わりにIBMが得られるものはなんなのだろう?
思いつくのは二つ。
◆Open Sourceを敵にしている者に対するダメージ
◆栄誉
~Open Source~
Open Sourceって未だによく分からない。気になっていて読みたい文献や本だけためこんで、そのままになっている。そんな中で漠然と私なりの捕らえ方としては新たな形のOut Sourcing。 でもIBMの今回の動きをみるに、これをさらに発展させてインフラ提供者にまで押し上げようとしているのではなかろうか。
~栄誉~
Open Sourceの世界でこの栄誉というのはあなどれない。なにせOpen Sourceを支えている人たちは”精神的に独立し・才能があり・技術をこよなく愛し・反体制の傾向が強い”。。。と私は見ている。(彼らを支えるモノとして、精神的な満足度が閉める割合は高いと思う)
そこに救世主よろしく出現したIBMには栄誉が与えられ、世界中のOpen Source信奉者からの賞賛と好印象が得られるのであれば、500の特許にかかったコストとしては安いものになる可能性は十分ある。
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いずれにせよ、企業としてきっちり”金”で回収しなければなるまいIBM。これからの動き楽しみだ。
本日の株の動きはとくになし、(NASDAQに引きづられて軽く落ち)最近売り払ったけど、ちょいと見直してみますか。。。PC部門の件にせよ、こういった動きをしているときは何か変化しようとしてるときですもんね。